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甘音屋のポリシー

皆さまおはようございます。姫路 和菓子 甘音屋でございます。

 

今日は甘音屋のポリシーなるものをお話したいと思っております。

 

先日、通販からのご注文でお客様の商品が届いていない。という

 

あってはならないミスがありました。これは本当にあってはならない

 

ことです。丁重にお詫びしお客様に配達の代案日を頂きましたがこの際、

 

当店の契約運送会社では間に合わないとのことだったので、遠方であった

 

のですが車を飛ばしお持ちさせて頂いた次第です。お客様は快く受け取って

 

下さいました。こんなことを同業他社の方にお話すると「何もそこまで」と言われる

 

ことがあります。でも甘音屋のポリシーとは「大好きな和菓子を」「大好きな時間で」

 

「大好きな人と」「大好きな場所やシーンで」お召し上がり頂く事が私たちの使命だと

 

思っています。ですからこのたびですと大きくは「大好きな時間」が欠落してしまいました。

 

それを埋めるために私たちは最善を尽くさなければなりません。

 

しかしながら間逆の事を行っている場合もあります。例えば、

 

当店では「注文を受けてから商品手配が遅い」とおしかりを

 

受けることが多いです。ごもっともで私たちは早くすることに

 

最善を尽くさなければなりません。しかしひと手間ふた手間

 

かかっていることは事実です。一番良い例が「餡入りわらび餅」

 

です。あの商品はお客様のご注文があってから「きなこ」を

 

かけているのです。そうすると普通に在庫としてストックして

 

出すのとは風味がまったく違うのです。ですからお客様には

 

お待たせしてしまう事が多く、本当に申し訳なく思っております。

 

しかし一方で美味しい和菓子を提供したいという思いもある為、

 

私たちが「急ぐ」作業に注力することが一番と考えています。

 

長々と書きましたが、お客様の為に何をして差し上げるか?

 

またお客様の望んでおられることにいかに応えていくか?

 

を考えて行動しなくてはならないと考えております。

 

さて本題に戻りますが、先日、お荷物を届けたお客様に

 

ついてですが、私の中では商品を快く受け取ってくださった

 

ことがこの度の対応の完了とは思いません。今一度お客様が

 

お買い物をして下さって初めて我々の誠意が伝わったと思わ

 

なくてはなりません。その為には私たちは最善をつくし、お客様の

 

事を考え行動しなくてはなりません。

 

長々と書きましたが「甘音屋のポリシー」でした。

 

社員を募集しています

甘音屋では業務拡大に向けて人材を募集しています。

 

業務拡大の内容については一つは百貨店販売の強化。

 

現在のお取引先はヤマトヤシキ様、神戸大丸様、新宿

 

伊勢丹様です。販路を拡大するつもりは無く、あくまで

 

既存のお取引先とのお取引をより内容のより濃いもの

 

 にしたい と思っています。

 

そしてもう一つは本店の強化。接客も含めた販売力

 

にブラッシュアップをかけたいと思っております。

 

そして、全体として企画力を強化したい。お客様に

 

ワクワクして頂けるような店づくり、商品づくりを

 

考えていきたいと思っています。

 

業務内容については上記の通りです。

 

条件その他は双方の条件を提示しながら

 

お話を進めたいと思います。年齢や性別、

 

経験その他は全く問いません。和菓子に

 

興味を持って元気とやる気のある方

 

一緒にお店をつくって行きませんか?

 

ご連絡はお問い合わせ画面もしくは

 

お電話(079-239-1220担当森)

 

でお願い致します。

生き様

皆様、こんにちは、姫路 和菓子 甘音屋店主です。店主のブログが随分

ご無沙汰していまして失礼を致しました。昨年末から今日まで休むことなく

突っ走って来てようやく明日休みをとることになりました。ちょっと私の

たわごとにお付き合いくださいませ。

さて早速ですが今日は僕の生き様みたいな事をお話ししたいと思います。

実は私、大の戦国武将好きで、中でも織田信長と真田幸村が好きなのです。

どこが?と言われると「奇想天外な発想」とその「実行力」に魅力を感じるのです。

特に真田幸村はアンチ徳川を貫き通し、大阪の陣では家康に死を覚悟させた程の

武将です。あの時に家康を倒し、生きていたならば世の中はどうなって

いただろう?信長が本能寺の変で倒れていなかったら世の中はどう

なっていただろう?と非常に興味を沸かせる人物ですよね。

私にとって菓子もそうありたいと思っているのです。

「ああ甘音屋さんお和菓子はいつ食べても美味しいよね」といわれるより

「ああ甘音屋さんのお菓子って美味しかったね。もう一度食べたいねえ」と

惜しまれるくらいのお菓子になりたいと思っています。格好良く言うと時代を

駆け抜けた「風雲児」的な存在でいたいなあと思います。

歴史を刻むということは大変なことだとおもいます。しかし時代と共に

変化していく力がなくては企業力も人間力もついていけなくなります。

どことは言いませんが、和菓子でも大手と言われる菓子屋がありますが、

本当に歴史ある会社をみていると変化ないように見えがちですが、本当に

様々な工夫を行い時代に乗り遅れないよう企業努力をしていらっしゃ

います。私は10年後に社長を譲ることを目標にしていると前にも

もうしあげましたが、その人材が新しい時代を担ってくれる。

その人材が新しい「甘音屋」をつくってくれる。そう思って、今から

わくわくしています。時代を駆け抜ける「風雲児」になれるよう

これから10年一所懸命ではなく、一生懸命頑張りたいと思います。

真田幸村ご存じなければ一度調べてみてくださいね。

素敵ですよ。

お客様づくりについて

皆様、こんにちは、姫路 和菓子 甘音屋でございます。

さて先日は「MC」ということについてお話を致しましたが

今日は「MCC」ということについてお話をしたいと思います。

「MCC」とはマイカスタマークリエイトということです。

つまり私のお客様づくりということですね。私自身反省しなくては

いけないのは今まで私は店の全体を動かすことに

力を注いできました。もともと百貨店出身の私はお一人

おひとりのお客様を大切にするという教育を受けて参りました。

私自身のお客様づくりに取り組みなさいと教育を受けて参り

ました。しかしながら今、当店にお越しいただくお客様の中で

「○○さんに会いに行こう」という店になっているか?というと

なっていない。極端にいうと商品をお買い上げいただかなくても

お話をしにいらっしゃるお客様がいらっしゃるくらいに

ならなければいけないと思います。

私自身の聖書の一つに「サービスが伝説と

なるとき」という本があります。いつかその精神を

忙しさにかまけて忘れかけていたような気がして

なりません。今一度気持ちを新たに、当店の経営理念にも

かかげております一人ひとりのお客様に「志をもってして

恭しく」誠心誠意接したいと思っております。

私のお客様、何人作れるか?今日からスタッフ一同取り

組みたいと思っております。

創造性について

姫路 和菓子店 甘音屋です。先日から「店主のブログ」への

励ましや ご意見を頂いており、大変嬉しく思い、私自身大変

励みになっております。これからも辛口ではありますが私の

メッセージを つづりたいと思っておりますのでどうかよろしく

お願い致します。というところで今日も一発。

私は今、2つの事に力を入れようとしています。それは「MC」と

「MCC」です。今日はその「MC」ということについてお話しします。

まず・・・・「MC」とはマイクリエイションの略です。

マイクリエイションとは「自社の創造性」を高めていきたいと

いうことです。菓子作りというのは創造性が必然です。また菓子作り

だけなくパッケージやデザイン、甘音屋に関わる全てにおいて自ら

創造し続けなくてはならないと思っています。私の場合、デザイナーに

 その「創造性」を任せてしまうと「魂」が宿らない気がするので自前で

賄います。実際田舎くさいデザインのところもあったりして何だか分からない

時もあるのですが、基本、創造したものが出来あがった時には

可愛くて可愛くて仕方がありません。そうしたらまたそれが店頭に並ぶと

写真まで撮りたくなる。本当に子供を育てるのと同じ気持ちです。

昨今は「モノ余りの時代」が長く続いています。しかしモノから生まれる

「新たな価値観」が評価を受けているのも事実です。

創造とは無形で無限です。当然費用もかかりません。創造力を高め

企業力を高めることでお客様から評価を頂けるよう「甘音屋」は

取り組みたいと思います。次回は「MCC」についてお話をしたいと

思います。

新しい取り組みについて

姫路和菓子甘音屋です。最近、時代や将来の話が多くなりますが、

もう少し話をさせて下さい。

毎日、店売りの売上データーを取って日報をつけていますと、前年と

 比べ売上が伸びています。それだけお客様が足を運んでくださっている

のだと思うと大変嬉しく思います。しかしながら売上はたしかに伸びているの

ですがこれは当たり前だと思っています。これはあくまで自分に言い

聞かせている事ですから他店や他業種の方にとって不愉快に感じられ

たら無視してください。

 

私はこれから10年は「第二の淘汰の時代」であると持論を吐き

ました。これから様々な予見が我々の前に立ちふさがり、厳しい局面を

迎えると思っています。

先日、関西のある有名な菓子店が開店以来初めて前年を割ったと聞き

ました。また今まで行列ができていた店が行列が無くなったとも聞きました。

「えっ!あの店が!」とおもわず声をあげてしまいましたが、「ついにきたか」

とも思いました。

それだけお客様の志向の移り変わりが激しいということです。

そう考えると去年と同じ取り組みをしていてもどうしようもない。

前年の成功事例なんて今年の失敗事例になる可能性が十二分にあるなかで

新しい取り組みを行う気持ちを持ち続けることが大切であると考えます。

いつか「無能な経営は過去の成功事例を今にあてはめることだ」と言われたことが

あります。まさに今は過去の成功事例を振り返る時間があれば新しい成功を

創造しようとすることに労力を注ぐことが有効的と考えます。

甘音屋は来年3月で2周年を迎えます。3年目に入る来年は一層、創造性を

高め進化し続けていきたいと考えています。

今日は少しでも共感して頂ける方へのメッセージとして強く熱く語りました。

また色んなご意見があればお聞かせいただきたいと思っております。

今後の和菓子について

少し堅くて、ネガティブな話になりますが、最近、「今後の和菓子ってどうなるだろう?」と考えています。

いえ和菓子だけでなく菓子という大きなくくりでしょうか。私自身、業界はこれから縮小傾向にあると

 思っています。これはネガティブと言われても仕方がありませんが現実だと思います。

団塊の世代が消費から卒業している昨今、食べる口が減ってきている現実からは逃げられません。

また我々の和菓子で言いますと、欧米化した食文化による和菓子離れ。これは和菓子離れと

いうよりも洋菓子の台頭といった方が良いかもしれませんね。

又、コンビニの和菓子を見て下さい。クオリティと値段のバランスが消費者から支持を得ている。

逆に1つ500円近いどらやきが連日売り切れになっている。えらい時代だなあと思いますし

企業というのは様々な工夫をして成長しているのだなあ、とつくづく感心します。

よく「この局面を乗り越えたら」とか「この不景気を脱したら」とかっていう言葉を聞きますが

この言葉を聞き始めて10年以上が経ちます。正直何も変わりません。この厳しい

局面でも様々な工夫をし、乗り越え、成長し続けている企業とそうでない企業というのは大きな差が

開いています。

時代はまさに「第2の淘汰の時代」が始まっていると思います。この10年間は業界内外問わず

「第一の淘汰の時代」であったと思っていますが、向こう10年間は「第二の淘汰の時代」が

始まっていると考えています。そんな中、当社は来年から新たなスタートを切りたいと思っています。

今まで何がなんだか分からないまま、いち企業として走って参りましたが、これから「第二の淘汰の時代」

に突入すべく甘音屋はどうあるべきか?を口だけでなく実行に移していきたいと思っています。

どうかこれからの甘音屋を温かく見守ってやってください。

HP更新しました

HP更新しました秋冬季節商品をご紹介しています。尚、「よきかな」は少し発売が遅れておりますご容赦くださいませ。

和菓子店を開くまで(4)

さて修業に入った後、2年半は本当に色々なことがありました。そうですね、「かむろ」本店のリニューアル、

リニューアルに伴う会社の設立、そして百貨店への常設出店、などなど和菓子店の企業としての成長過程

を一から見せて頂く事ができました。私を含めて従業員3人だった「菓室創庵」でしたが気がつけば年間1

億を超える売り上げをあげ、従業員も20人を超える「かむろ」へと成長していっていたのです。その過程で

製造のお仕事をさせて頂いたというのは本当に良い勉強でした。

そうこうしているうちに2年半という月日はあっという間に過ぎてしまい、気がつけば自分の独立という目標が

どんどん近づいてきていま した。何から手をつけていけば良いだろう?そう考えた私は「屋号やコンセプト

が決まらなければ何も決まらない」ということに気がつきました。店への思い、そして菓子の思いを込めた屋

号にしなくていはいけない。 そう考えたのです。そう考えて色々と案が出た中で最終残したのが「甘音屋」と

「卓笑」でした。「卓笑」は食 卓に笑顔がこぼれる菓子を 作りたいというコンセプトだったのですが、最終「甘

音屋」に決めました。読み方 も最初は「かんのんや」に しようかと思っていましたが、「あまねや」という読み

方が良いのでは?とアドバイ スを頂き「あまねや」という名前に致しました。今、この屋号と「あまねや」とい

う響きをこよなく愛しています。

 

 

 そして屋号つまりは社名が決まり、会社設立となったわけですが、会社設立が12月16日、そして工事着

 工が1月8日、店のオープンは3月12日で本当にバタバタの3カ月でした。また本来ならば工事費用は相

当かかる予定でしたが担当をして下さった設計士の先生に助けて頂いたお陰で何とか予算内に納まりまし

た。 店づくりは通常デザイナーを入れて工事が進めていくところですが、予算の関係も あって私のアイデ

アや設計士の先生からのアイデア、アドバイスなどを頂きながら半ば手作りとなった店ですが本当に良い

店に仕上げて下さいました。

それだけでなくショーケース、店内のサインボード、波の模様の漆喰、ギャラリーのテーブル、壁画、甘音

屋のロゴ、椅子など私の知人がここぞとばかりにお力添えを下さいました。本当に様々な方々にご支援頂

きましたお陰で何とか店をつくる事ができました。

さてお店も出来てようやくオープン1週間前となったくらいからでしょうか。私は今までに経験したことのない

「怯え」に襲われました。今まで自分が目標としていた独立を目の前にして、自分だけの事業ではない、

ご支援下さっている皆様、そして家族、新たに入って頂いた従業員など、自分だけの店ではない、とんでも

ないものを背負っているのだと思った瞬間から急に「怯え」が来たのです。また夜、風呂場に入り、気持ちを

リラックスさせようとしても逆に震えが止まらない。このままこのプレッシャーに押しつぶされてしまうのでは

ないか?と思っていた矢先、いち早く私の異変に気付き、駆けつけてくれたのは兄でした。翌日仕事がある

にも関わらず遅くまで作業を手伝ってくれ、たわいもない事を話し、気をほぐしてくれました。また親方や弟

弟子、「かむろ」のメンバー全員も駆けつけて下さりオープンを手伝って下さいました。私自身本当に色々な

方々に支えて頂いている。そう実感致しました。そして何より2年半という修業期間から店のオープンまで、

本当に大変でしたがそれを支えてくれた家族への感謝は何よりもお忘れることができません。 

和菓子店を開くまでそして開いてからも本当に様々な方々に支え られて「甘音屋」は歩き続けることができ

ております。 その感謝を忘れることなく、初心を忘れず、今後も歩き続けて参り たいと思っています。随分

端折って書きましたが姫路和菓子店 「  甘音屋」を開くまでをお話し致しました。(おわり)

和菓子店を開くまで(3)

さて和菓子の世界へ1歩踏み出したまでは良かったのですが、修業先も決まらないまま会社を退職した私は「宛てもないのに良くまあやるよ」と自分で自分にあきれていました。 しかし「心中に希望を持っていれば必ず物事は好転していく」という亡くなった祖父の家訓を信じ、1歩1歩和菓子の道を踏みしめ、歩き始めました。

修業先を探す事になった私は、とにかく自分が好きになれる和菓子を探そうと京都、大阪、神戸の和菓子店を片っ端から廻りました。もともと百貨店の仕事も「足でかせぐ」というスタイルだったので食べては歩き、食べては歩き、毎日就職活動に勤しみ数え切れないほどの店を廻りました。そして探し廻ること2ヶ月、ようやく「ここや!」という店が見つかりました。それは大阪箕面にあります「菓室創庵」という店です。その店は現在、大阪を中心に活躍しています「かむろ」という店です。私が入った頃はまだ「菓室創庵」という名前でしたが、イチゴ大福やどら焼きのクオリティの高さに驚き、この店で修行したい。そう思い菓室創庵の門を叩いたのでした。

当時、菓室創庵は百貨店進出を考えておられ、事業を大きく拡大して行きたいという時期だったようで人出が足りないという事もあり、人材の確保を検討していたようです。私は自分の持っている百貨店での経験をお店で活かしてもらい、私自身はは職人として和菓子を学ばせてほしい。そう願い出て、和菓子に対する熱意と今後の将来性を社長にお話をし、弟子入りを志願したのです。社長はとても懐の大きな方で私の熱意を汲み取って下さり、採用して下さったのです。

採用が決まり、初出勤の日は2月10日でした。朝5時半に起きて、家を出るのが6時半。家から店まで2時間半。家を6時半に出ても着くのは9時です。初日は新しい機械の導入であまり内容は覚えていませんが翌日からのスケジュールはハードなものでした。「悪いが今晩泊まってくれへんか?」と言われ徹夜で作業する事も多く、時に42連勤という事もありましたが「少しでも自分を必要としてくれている」そう思うと嬉しくて疲労感よりも感謝の気持ちが強く、和菓子に触れる喜びそして心地よさを感じ、充実した毎日を送っていました。(つづく)