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香港へ

先日、仕事で香港に行ってきた。

親友が香港で会社を立ち上げ、

フードコンサルタントを始めたので

当社の仕事を香港で繋げてくれるとのこと。

 

あまり日程に余裕がなかった為、

1泊3日(機内1泊)という強硬な日程を

組んだ。

 

海外へ行くのは妻との新婚旅行以来、

12年ぶり。

久しぶりの海外渡航の為、

少し不安を抱えての出張となった。

 

それにしても海外へ行く準備は随分変わった。

例えば航空チケット。予約はすべて携帯電話から。

出発の3か月前から予約すると香港まで

諸経費込みで2万7千円。格安である。

チケットは事前発行の必要がなく

直接空港へ向かえばよいとのこと。

便利と言えば便利だが不安でもあった。

 

お次はアクセス。空港までのアクセスは車を選んだ。

空港まで車で行ったことがない私だが、カーナビが

ピンポイントで駐車場まで案内してくれる。

途中で渋滞ならば、その状況をタイムリーに

知らせてくれる。親切なものだ。

 

また1時間半はかかる道中の高速道路料金は

一度も払うことはない。

料金所でいちいち車を止めることなくスムーズに

精算を済ませてくれる画期的なシステム

ETCである。

 

その後、親切な「案内係」(カーナビ)に

誘導されて無事空港に到着。空港の入り口入った

ところにチケットの発券機がある。

 

チケットはバーコードをかざすだけで発券される。

もちろん無人。ちょっとした事だがコストカットが

価格に反映されているように思う。

ユーザーとしてはこの上ない喜びである。

 

チケットを持って出国手続きを済ませた後は、

出発の直前まで携帯電話で仕事の打ち合わせ。

会社内の様子は携帯電話の画面からチェックできる。

 

また多忙のために現地の情報収集が

出来ていなかったが、それも直前に携帯電話で

情報を収集。パケット料とやらは定額の為、

使い放題である。

 

さて、いよいよ出発である。

飛行機に乗り込んで、いざ香港に。

意外にも飛行機の中に大きな変化を感じない。

 

人類の地上での技術進歩は目覚ましいが、

上空は過疎である。

 

さておき。香港に着くと携帯電話が自動的に現地の

電話に切り替わる。何とも便利なものである。

 

また空港から目的地までのアクセスに困っていると

友人から「LINE」で情報が飛んでくる。

ジョークを交えたスタンプの「おまけつき」。

もちろん無料である。

 

その携帯電話を見ながらニヤニヤしている私は、

いったい香港の人にどう映っているのだろう?

 

程なくして友人と再会し昼食をとる。

食事の様子を写そうと首からぶら下げていた

カメラ姿も今は昔。当時は使い捨てのカメラも

大流行したが、今はデジタルが主流。

私も滞在中の記念撮影はすべて携帯電話で撮影だ。

また、写した画像はリアルタイムでSNSに投稿。

友達への共感を呼びかける。

友達からの共感に喜びと楽しみを感じる。

 

個性の表現方法も随分変わった。

少し前までは個性の表現というものは、

ごく僅かで限られていた。

 

貨物列車の車両を改造して作られた

カラオケボックスもその一つではないだろうか?

自分の歌唱力を皆の前で披露したいという「個」

の表現の一つだったように思う。

 

少し話が逸れたが、海外渡航一つとっても、

20年前にこれだけの大きな変化を誰が予測できた

だろう?

 

きっと向こう20年先には、また更なる進化が

あるに違いない。

 

帰国し、車を自宅のガレージに入れた際

「目的地に到着しました」とカーナビのアナウンスが

聞こえた。

 

「えらい時代になったもんだ」と同時に

「自分で運転しなくてよい時代もそう遠くない」

そう思って家路についた。