二兵衛について
豊臣秀吉に仕えた「竹中半兵衛」と「黒田官兵衛」を「二兵衛」(にへえ)と言います。
播磨攻略において活躍した二人は「よきライバル」でもありましたが、
逆に固い「絆」で結ばれた特別な関係だったことも逸話として多く残されて語り継がれています。
2014年NHK大河ドラマが「黒田官兵衛」に決定したことをきっかけに「
二兵衛」ゆかりの地に本社を構える両社が力を合わせ、
「二兵衛」という商品名で「あんぱん」を共同開発致しました。
「甘音屋」は和菓子の命とも言える餡を作り、
「グルマンヴィタル」は長年培った技術を存分に奢って生地を作りました。
このたび両者の強みを活かし、あんぱん「二兵衛」を作り上げたことは大変意義のあることだと思っています。
当時の「二兵衛」の様に互いを認め合い、尊重し、
心をこめて作り上げたあんぱん「二兵衛」をお楽しみ頂けましたら幸いです。
不破郡垂井町 ベーカリー グルマンヴィタル
鈴木 政裕
姫路市広畑区 和菓子処 甘音屋
森 雅史



エピソード
1578年の有岡城の戦いで荒木村重の織田信長に対する謀反の説得に失敗した官兵衛は有岡城で拘束されてしまいます。
その際、信長は官兵衛に対し村重への「寝返り」と疑い、人質である官兵衛の息子を処刑するように命じます。
それを信長に見つからぬよう匿ったのが半兵衛です。
有岡城から救出された際にその話を聞いた官兵衛は、既に病死していた半兵衛に深く深く感謝したといいます。
また半兵衛も自分が愛用していた軍配を「官兵衛に渡してほしい」と言い残しこの世を去ったと言われています。
そこには「自分亡き後はお前しかいない」というメッセージが込められており、二人の間には軍師ならではの深い友情があったと言われています。