このページの位置情報

姫路 和菓子 甘音屋の最新情報

2010年8月22日

和菓子店を開くまで(1)

皆様こんばんは姫路和菓子店甘音屋です。ここのところ色々な方々と出会い、私が和菓子店を開業するまでの経緯をお話しする機会が多くなりました。よく考えたらアメーバーのブログでも過去から今までの話しをした事が無いなと思い、思い切ってブログに連載しようと思いました。 経緯をよくご存じの方は少し退屈でしょうがどうかご寛恕ください。

まず簡単に私の自己紹介を・・・・

昭和46年4月、明石市生まれ、明石~東京~京都と父親の転勤の関係で転々とし小学6年生の時に父の実家である姫路に住む。地元中学を卒業、高校は岡山、専門学校は大阪と私自身も転々。就職となった折に地元に戻り、地元デパートに入社。その後13年間百貨店勤務に従事し退社、大阪の菓子店に修業に入り、2年半修業した後、独立。昨年の3月12日に「甘音屋」をオープン。現在に至る。 自己紹介はこれくらいにして本題に入りましょう。

まずは和菓子もそうなのですが、和菓子に行きつくまでの「和」への拘りからお話します。私の実家は曾祖父の代までは素麺業を営んでおりました。残っている資料からするとおおよそ150年前から昭和初期までのようですが祖父も父もサラリーマンで、後継者も無く最終的には廃業となったようです。私は幼い頃から残された家屋や素麺業の名残ある物置で古いモノ(HPのフォトギャラリーにも載っています)に触れて育ってきたせいか、古き良き「和」の心地よさを肌で感じていたのだと思います。独立を意識し始めた時は「和に触れる心地よさを提案」できる業種を事業にしたいと考えておりました。 

さて「和に触れる心地よさを提案」する事業を考えていたところ最初に思いついたのは「和食」でした。当時(27歳くらいでしょうか)は飲食バブルといわれるくらい新しい業態の飲食店が次々と出てきており、中でもグローバルダイニングという企業には大変興味を抱いておりましたし、ちゃんとフードとか紅虎餃子など自分の感性を刺激する店があちこちに出店し、自分も志を持ってその道に進みたいと決心を固めておりました。どこか飲食のノウハウを教えてくれる店はないだろうか?仕事をしながら働かせてくれるところはないだろうか?と考え悩んでおりました。そんな時に百貨店の東京事務所勤務のお話を頂き、上京する事になりました。昼間は百貨店の仕事をこなし、夜は飲食店でアルバイト研修をするという許可を頂いたまでは良かったのですが、「無給で働かせてほしい」という条件に問題があり、どこの店も採用してくれませんでした。半年間で面接を受けた件数は100件は越えていたのではないでしょうか?もう諦めようと思って最後に受けた(本当に最後でした)店で採用が決まったのです。その店はダイニングキッチンのはしりと言われる店で芸能人から著目な方がお忍びでいらっしゃるお店でした。しかしこんなところにお客様がわざわざ来るのか?といつも不思議でしたが、席はいつも満員。魅力のある店なら場所に拘らずお客様は必ず足を運んで下さるという今の私の考え方を作ってくれた店とも言えます。

しかしそんな飲食にも「陰り」を感じていました。それは明らかに食べる口が減ってきたことです。日本の消費構造の根元ともいえる団塊の世代の「消費卒業」が飲食にも現れたのと飲酒運転の罰則違反が一層厳しくなり、飲食業界におけるバブルが崩壊してしまったのです(あくまで持論です)。

私の「和の心地事業計画」も少し遠のいてしまった。そう思いあらたに悩み始めた32歳でした。

(つづく) 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kamada-amaneya.com/cgi-bin/mt6/mt-tb.cgi/88

コメント

 初めてホームページを開き、このブログに出戒いました。一顧客として「和菓子店を開くまで」その他のブログ楽しみにしています。ネット申し込みの状況はいかがですか。カード決済、依頼主と送付先が違う場合の対応もネット上でできると楽ですが。ヤマトヤシキでも多くのお客様に食べていただけるといいですね。それではまた。残暑厳しきおり御自愛下さい。私は9月は京都と北海道に行かせていただきます。

投稿者: 一兄 | 2010年8月29日 08:52