姫路 和菓子 甘音屋の最新情報

店主のブログの記事一覧
2015年12月24日

将来に向けて

先日から株価を見ていると19000円代をウロウロ。ようやく20,000円代なのかな?


とホッするも束の間。日本の35年後の人口構造を見るとぞっとする。総人口は1億を


割り込み、65歳以上の人口が3割を超える。いわゆる2050年問題である。そんな中、自


宅から駅に向かうと道中には「空き家」「テナント募集」の看板が目立つ。住む人、働く人


が減っている証拠である。また私を含めた団塊のJr.の多くはローンを組んでマイホーム


を建てている。父母が住んでいる家に戻って同居している家族は極めて少ない。その父母の


生活は自宅ではなく施設へと移り、亡くなったり、住まなくなった家やマンションは


空き家のまま。若しくは駐車場に。いわゆる空洞化である。商店もそう。不景気で「潰


れていっている」のではなく人口減と共に「減っている」という見方をしなくてはいけない。


私たちの社会は部分的に見るとゆっくりだが、ものすごいスピードで「人口減」と「超


高齢社会へとシフトしている。高齢者が増え、そこに携わる人口が増える。人手不足もそ


うだが、消費はさらに鈍化するだろう。人口が減ると地価は下がる。海外からの投資も宛に


ならない。


株価は一つの指標であって自分たちの生活に直結しているわけではない。株価が1万


円を割っている時と比べ、昨今の景気回復の実感がない。そう思うのは私だけだろうか?


数字上の景況はあてにならない。自分自身で自分自身の生活を見極め、その変化と将来性


を感じ取らなくてはいけない。そう思う。


大きな変化の中で、今の自分、これからの自分のことを考え、その時に甘音屋はど


うなっているだろう?そう思うと居てもたって居られない。お客様のご要望にお応えすべ


く、ご要望に対し目標を立ててその目標に向かって生きて行かなくてはならない。そう思う。


「人口減」と「超高齢社会」という厳しい将来に向けて。

23日と24日の2日間

偏った考え方ではないのでは誤解が無いようにしたい。が、どうしても疑問に思う。


昨日は12月23日、今日は24日。23日は祝日。24日は平日。昨日は祝日の為


クリスマスパーティーを楽しんだ家族が非常に多かったのではないだろうか?しかし


昨日は天皇誕生日。天皇の誕生を祝う日である。国民の祝日として設けた趣旨は


「天皇誕生日」というのに、キリストの誕生を祝う日でもないのに街角ではクリスマス


ケーキが飛ぶように売れ、家では「きよしこの夜」を歌いクリスマスを楽しむ。事実、


当社でもクリスマス用に作ったケーキが売れるのは23日。複雑である。


本来の趣旨は何なのか?祝日の意味は何なのであるのか?伝えきれていない。


政府や政治のせいにするつもりはないが、いうならば教育だろうか。何のために休み


何を思う日なのか?昨日、今日と私自身も考えさせられた2日間であった。

2015年07月28日

香港へ

先日、仕事で香港に行ってきた。親友が香港で会社を立ち上げ、フードコンサルタン

トを始めたので当社の仕事を香港で繋げてくれるとのこと。あまり日程に余裕がなかった

為、1泊3日(機内1泊)という強硬な日程を組むしかなかった。

海外へ行くのは妻との新婚旅行以来、12年ぶり。久しぶりの海外渡航の為、少し不安を抱

えての出張となった。

それにしても海外へ行く準備というのは随分変わったと思う。

例えば航空チケット。予約はすべて携帯電話から。出発の3か月前から予約すると香港まで

諸経費込みで2万7千円。格安である。チケットは事前発行の必要がなく直接空港へ向か

えばよいとのこと。

お次はアクセス。空港までのアクセスは車を選んだ。空港まで車で行ったことがない私

だが、カーナビがピンポイントで駐車場まで案内してくれる。途中で渋滞ならばその状況

をタイムリーに知らせてくれる。親切なものだ。また1時間半ほどかかる道中の高速道路料

金は一度も払うことはない。車を止めることなくスムーズに精算を済ませる画期的なシス

テムETCである。

その後、親切な「案内係」(カーナビ)に誘導されて無事空港に到着。空港の入り口入った

ところにチケットの発券機がある。チケットはバーコードをかざすだけで発券される。もち

ろん無人である。ちょっとした事だが無駄なコストカットが価格に反映されているように

思う。ユーザーとしてはこの上ない喜びである。

チケットを持って出国手続きを済ませた後は、出発の直前まで携帯電話で仕事の打ち合

わせ。会社内の様子は携帯電話からチェックできる。また多忙のために現地の情報収集が出

来ていなかったが、それも直前に携帯電話で情報を収集。パケット料とやらは定額の為、使

い放題である。

そうこうしている内に、いよいよ出発である。飛行機に乗り込んで、いざ香港に。意外にも

飛行機の中に大きな変化を感じない。人類の地上での技術進歩は目覚ましいが、上空は過疎

である。

さておき。現地に着くと携帯電話が自動的に現地の電話に切り替わる。何とも便利なもので

ある。また空港から目的地までのアクセスに困っていると友人から「LINE」で情報が

飛んでくる。ジョークを交えたスタンプの「おまけつき」。もちろん無料である。その携帯

電話を見ながらニヤニヤしている私は、いったい香港の人にどう映っているのだろう?

程なくして友人と再会し昼食をとる。有名店での食事の様子を写そうと首からぶら下げて

いたカメラも今は昔。当時は使い捨てのカメラも大流行したが、今はデジタルが主流。

私も滞在中の記念撮影はすべて携帯電話での撮影だ。

また、写した画像はリアルタイムでSNSに投稿。友達への共感を呼びかける。また友達か

らの共感に喜びと楽しみを感じる。個性の表現方法も随分変わった。少し前までは個性の

表現というものは、ごく僅かで限られていた。貨物列車の車両を改造して作られたカラオケ

ボックスもその一つではないだろうか?自分の歌唱力を皆の前で披露したいという「個」

の表現の一つだったように思う。

少し話が逸れましたが、海外渡航一つとっても、20年前にこれだけの時代の変化を誰が予

測できただろうか?きっと向こう20年先には、また更に進化した海外渡航があるに違い

ない。

帰国し、車を自宅のガレージに入れた際「目的地に到着しました」とカーナビのアナ

ウンスが聞こえた。「えらい時代になったもんだ」そう思って家路についた。

2014年10月24日

祭りから学んだこと

皆さま。こんにちは。姫路 和菓子 甘音屋の店主 森です。

 

 実は先日、地元の子供会の行事で地元の「秋祭り」に参加してきました。

 

祭りの2か月程前から会員の親子が集まり子供神輿の練習が始まります。

 

そこでは太鼓の叩き方や神輿の担ぎ方を親達が子供たちに指導すると共に

 

親たちも練習を行い、祭りに備えるのです。

 

 

そうして迎えた本番前日、「宵宮」といわれる本番前の予行演習が行われるのですが

 

祭りの舞台となる神社まで皆そろって一緒に神輿を担ぐのです。子供の神輿とは いえ、

 

少ない大人が担くには重く、結構大変です。また、宵宮となると大人神輿との合同演習と

 

なるため、モタモタしていると、大人神輿の方から「はよいけ!」とか「こうせんかい!!」と

 

激が飛んできます。 正直なところ僕も気が長い方ではないので「なんでそんなに偉そうにいわれな

 

あかんねん!!」と 思う事が多々ありました。秋祭りに参加したことのない私は素直に受け入れら

 

れなかったのです。 しかしながらその思いは翌日の本宮(本番)で大きく変わりました。

 

本宮当日私たちの子供神輿は観客の前で 披露され、奥の控えへと入り、休憩となります。一通りの

 

子供神輿の披露が終わると今度は大人神輿が登場し「練り」と いわれる神輿の担ぎが始まります。

 

大人神輿同士がぶつかり合い、神輿の「練り合い」を 競うのです。

 

その迫力は想像を絶するもので、太鼓の音と「よーやさ!!」 という掛け声が響き渡り、まるでに山を揺り

 

動かしている地響きのような迫力の中で、担ぎ手がものすごい形相で神輿を担いでいるのです。担ぎ手の

 

「気」と「掛け声」を「魂」として神輿に送り込み神輿を動かす。「練り」とはその「魂」のぶつけ合いなのです。

 

 神輿いわゆる「魂」を動かす誘導員も、「こら!もっとこっちにやらんかい!!」「そこなにやってんねん!!」

 

「あぶないやろうが!!」と誘導しているのです。正直あの状況で 「あぶないから、もう少しこっちに神輿を

 

まわしてくれるか?」とか「OOくんあぶないよ!!もう少し気合いれていこうや」なんて言っているひまはない

 

のです。自分の意思をできるだけ「短く」そして正確かつ 「魂」をも動かす「強い気」で向かわなければ「神輿は

 

動かない」そう思いました。

 

 つまり私が子供たちを誘導している「気」と大人たちが神輿と言われる「魂」を動かす「気」の温度に大きな差異

 

があったのです。だから私の「腹立つ!」という思いは大きな間違いであったと気がついたのです。

 

祭りは危険を伴います。時に命取りとなる中で当然大人神輿の方々はその高い意識で誘導してきます。

 

大人神輿と私の祭りの参加意識に差があったということです。私はその誘導に腹を立てていたということに

 

本当に恥ずかしく思い、情けない限りです。

 

しかし、これは私たちも含めた会社の縮図だとも思いました。当社だけなく他社でも「仕事が続かない人」が

 

多いといわれています。スタッフの意識が高く、時に厳しく、時に強く指導することが多く、辞めていく原因の一つ

 

でもあるようです。仕事に入る時点での意識に差が大きく生じ、「きつい」「あの言い方はない」という事になるよ

 

うです。それも一理あります。しかしそのくらいの意識を持って仕事に臨む気持ちも必要ではないか?とも思い

 

ます。その人よりも積極的に仕事に向かっているか?その人から「仕事を取ってやろう」という気持ちがあ

 

るか?その人以上とは言わないですがある程度の仕事意識を持って 臨んでいるか?ということを考えてしま

 

います。きっとその気持ちを少しでも高く持ってくれていたならば、その意識の差つまりは温度差は縮まるの

 

ではないでしょうか?私はこのたび祭りに参加させていただいたおかげで大きな事に気づくことができました。

 

一方で「祭り」で私に注意をして下さった方に対して心の中とはいえ「非礼」を心からお詫びしたいと思いました。

 

 例えることではないかもしれませんが「意識の差」というものを「祭り」から深く深く学んだように思います。

 

 

2013年11月24日

当社のライバル

皆様、こんにちは。姫路 和菓子 甘音屋です。最近東京方面の百貨店に

 

出店する際に車で移動することが多いのですが、新しく改装したサービス

 

エリアを覗くと人、人、人。平日にもかかわらず多くの人で賑わっています。

 

あれだけ多くの方がサービスエリアで物を購入し、特にお土産としてお菓子を

 

購入される。えらいことだ。と思います。私がここのところ感じていることは

 

ライバルは同業他社と思われがちですが、そうではありません。お客様が消費する

 

時間ではないか?と思います。昨今の消費動向がここまで激変することをだれが

 

予想したでしょうか?携帯電話でメールを送っている時間、携帯で音楽を聞いている時間、

 

PCを触って買い物をしている時間、コンビ二で買い物する時間、働く時間、旅行する時間、

 

SAで買い物する時間。などなど時間の消費との勝負です。そこにいかに「和菓子」を楽しみたいと

 

思って頂けるか?「和菓子」と考えたときに初めて当社を選択していただけるか否か?というところに

 

行き着きます。私は出来れば「和菓子」という選択の前の段階で「甘音屋」に行きたい。

 

そう思って頂ける存在になりたいと思っています。そうすれば同業他社との競争は避けられます。

 

私は和菓子という前に当社の存在をもっと身近に感じていただきたい。そう思っております。

 

今まで取り組んできたこともそうですが、時間を割いて「甘音屋」に行きたいな。そう思って

 

頂ける存在にならなくてはいけないと思っています。

 

来年初からその取り組みについて一歩前に進めるよう準備を整えて参りたいと思います。

 

今後とも姫路 和菓子 甘音屋をご愛顧賜りますようお願い申し上げます。 

2013年10月09日

あんぱん「二兵衛」について

豊臣秀吉に仕えた「竹中半兵衛」と「黒田官兵衛」を「二兵衛」(にへえ)と言います。

 

播磨攻略において大活躍した二人は、「よきライバル」として知られている他に、多くの

 

逸話として語り継がれているように、固い「絆」で結ばれた特別な関係であったと言われ

 

ています。

 

2014年NHK大河ドラマが「軍師官兵衛」に決定した事をきっかけに「二兵衛」

 

ゆかりの地、岐阜県垂井町と兵庫県姫路市に本社を構える、ベーカリー「グルマン・ヴィタル」と

 

和菓子処「甘音屋」両社が力を合わせ、「二兵衛」という商品名で「あんぱん」を共同開発し、

 

発売の準備が整いました。

 

「甘音屋」は和菓子の命とも言える餡を作り、「グルマンヴィタル」は長年培った技術を存分に

 

奮って生地を作りあげました。両社の強みを活かし、あんぱん「二兵衛」を作り上げることが

 

できたことは、大変意義のあることだと考えています。当時の二人のように、互いを認め合い、

 

尊重し、力を合わせ、心を込めて作り上げたあんぱん「二兵衛」をお楽しみ頂けましたら幸いです。

 

 

                                                              

2013年07月25日

百貨店のデパ地下について

みなさん。こんにちは。姫路 和菓子 甘音屋です。 いきなりですが、デパ地下ってなぜお客様が多く、

賑わっていると思われ ますか?様々な要因があるのですが、私は一つの要因として「信頼・信用」 に

精神誠意、取り組んでお客様と向き合っていることだと思います。この15年 で食品の表示・品質などの

事件が沢山ありました。百貨店もそのたびに対応に 追われ、大変だったと思います。しかし、お客様からの

ご意見から目を背けず 取り組んで来たことが今日の成果ではないか?と私は思っています (間違って

いたらごめんなさい)。だから非常に回転良く、新鮮なものが お客様の手に渡り、その鮮度、品質に対して

ご評価を頂いているのではない でしょうか? ここからは持論ですから「間違っている!」「何を言っているの

だ?」と 思われたらお許しください。 最近、「長くお日持ちする商品」についてのお問合せや、ご要望が多い

ですが、和菓子は「長く日持ちするもの」というイメージがある様ですし、 そこを第一優先として求められる

ことも少なくありません。 しかし、日持ちがしないことでお買い求め頂けないことは致し方ないと 思ってい

ますし、それを日持ち優先で商品開発をしたり、日持ちするように 改良したいとも思えません。 何故なら

商品は出来立てが一番美味しい(中には時間をおいたほうが良いものも ありますが)。私は「日持ちは

しないけど甘音屋のお菓子を食べたい」という お客様の信用と信頼を裏切りたくないと思っているのです。

極端かもしれませんが 「甘音屋の菓子は、美味しいけれど日持ちしないから買わない」ではなく 「甘音屋の

菓子は、日持ちしないけど美味しいから買いたい」と言われるように ならなくてはいけないと思っています。

私が目標とする東京銀座の「最中」 や東京上野の「三笠」のお店もそうです。見習わなくてはいけないと

思っています。 今後のことですが、当社は賞味期限の短縮、商品アイテムの減を目標に取り組んで実行

 していきたいと思います。

 

2013年07月09日

新しい日本

みなさん、こんにちは。姫路 和菓子 甘音屋です。最近よく耳にする言葉が

ありますが「とりもどせ日本」とか「強い日本を取り戻す」と選挙などでも

よく聞きます。最近頭が硬くなってしまったせいか?ああいう言葉に敏感に

反応してしまう。「いったい何時のことをいっているのだろう?」ふと思う。

バブルのときのことを言っているのか?高度経済成長のことを言っているの

だろうか?僕は幸いにしてどちらも経験している。あの時代が良かった・・・・

あの時代を取り戻そう。そういうことなのだろうか?僕はそれは違うと思う。

残像をいつまで追っているのだろう?戻ってくるはずもない「彼女」をいつまで

引きずっているのだろう?そう思います。私が商売において一番怖いと

思う時は、よい結果を出した時だと思っています。私はその結果は2度と

戻ってこないと思うようにしています。また新しい取り組みを行えば企業と

して成長もするでしょう。新しい自分をつくらきゃ。新しい日本をつくらなきゃ。

そう思っています。

2013年05月24日

先日感じたこと

皆様こんにちは。姫路 和菓子 甘音屋の店主でございます。

店主のブログ随分とお休みしており、大変失礼を致しました。

忙しさに感けている自分を大変恥ずかしく思います。

実は先日、子供の授業参観に行って参りました。そこで考えさせられる

出来事がありました。それは男女の違いについてです。私は休み時間から

教室に入ってしまっていたのですが、クラスの中には女子達がたくさん居て

何をしているか?というと殆どの女子が笛の練習をしていました。おそらく

近くある授業へ向けての練習なのでしょう。一人で吹いている子やグループで

吹いている子。様々でした。しかし休み時間が終わると汗びっしょりになって

帰ってくるのは男子。夢中になって遊んできたのでしょうね。ワイワイガヤガヤと

遊んできたことの話しで大盛り上がり。そう考えると(全てではありませんが)、女性

というのは今(現在)から遠くない現実と向き合い、計画を立てて歩む。男性というのは

現実と向き合う事よりもやりたいことに向かって走る。そんな男女の違いを感じました。

私もやはり現実を直視するというよりはむしろやりたいことをやらせて

頂いています。本当に多くの女性に支えられて生きているように思えました。

家庭もそうですし会社もそうです。現実的なツメをしてくれるのはいつも女性。

ありがたい限りです。小学生を見て感じた事。当社や我が家で感じていること。

本当に小さいですが、社会の縮図であるとつくづく感じました。

本当に女性の力は偉大だと感じたひとときでした。

2012年05月22日

大切なお客様

みなさま、こんにちは。姫路 和菓子 甘音屋です。実はかねてから目標に

 

しておりましたことがあります。それは「一日のご来店客100名」を目指す!!

 

ということです。皆様もご承知置きの通り、当店はとても立地的に不利なお店

 

です。とても分かりにくい所に位置しており、通常に起こし頂いたお客様でも

 

迷われるようなお店です。私自身はオープン当初から「ここまでお客様に足を

 

運んで頂くにはどうしたらよいだろう?と常に考えておりました。それは、私が

 

以前勤めておりましたヤマトヤシキさんから学んだことです。ヤマトヤシキ

 

さんは姫路駅から500メートルも離れた立地に位置し駅前に山陽百貨店という

 

競合店がある中で「どのようにしたらここまで足を運んでくださるのか?」という

 

ことを常に考えて仕事をしていらっしゃいました。私の店もそうです。本当に分かりに

 

くいところですがどうしたらここまで足を運んでいただけるか?ということを考えて

 

今まで頑張って参りました。その中で「ご来店客100名」を目指して一生懸命頑張っ

 

て参りました。それを今週末達成する事ができ大変嬉しく思っております。しかもご来店

 

頂いたお客様ではなくてお買い上げ頂いたお客様が「100名」いらしたわけで、ご一緒に

 

お越しいただいたお客様は数えておりませんので合わせますと200名近くのお客様が

 

ご来店くださっていると思います。本当に感謝の気持ちで一杯です。皆様のお心に

 

「響く」お菓子をつくりたいその一心でお客様に尽くして参りました。これからもこの

 

「初心」を忘れずに一人ひとりのお客様に誠心誠意尽くして参りたいと思っており

 

ます。

 

 

2011年10月15日

お客様の声

皆様、こんにちは、姫路 和菓子 甘音屋です。実は先日こんなことがありました。

 

お客様が当店の響(最中)をおかい上げ頂いた折にお客様が「先日母に最中を買っ

 

ていってあげたら、これは甘音屋の最中ではない。と言われたんです。最中って

 

これですよね」とおっしゃるのです。私はそのお声を聞いて「そうかあ・・・」と即座に

 

思いました。実は半年くらい前から最中の餡の炊き方を変えてきたのです。

 

粒餡だけにできる限り粒の食感をお楽しみいただきたいと思い、粒を残す

 

製法に変えていたのです。自分としては満足のいく仕上がりになっていたので

 

喜んでいたのですがどこか腑に落ちないところがあって気になっていたのです。

 

そう思っていた矢先のこと。お客様から「甘音屋の最中ではない」という有難い

 

ご意見を頂きました。きっとそのお客様はいつも当店の最中を楽しみにして下さって

 

いたのでしょう。また微妙な餡の仕上げまで見抜いてくだるお客様。本当に頭が

 

下がる思いです。私は早速、オープン当初の炊き方に戻し、試食してみたのです。

 

「やはりこちらの方が美味しい」とスタッフも同意見だったので急遽最中のあんの

 

製法を元に戻しました。

 

「お客様の声」は本当に有難いとつくづく思いました。私は職人としての

 

「プライド」はありません。なぜならいくら綺麗で凝ったお菓子を作ったと

 

しても「売れない」お菓子はお客様から「評価」頂けていないことと同じです。

 

私は自分の試作をまずスタッフに試食してもらいます。そこで自分の納得が

 

いくものでもスタッフが「いまいち」と言ったら出しません。そこに「プライド」

 

なんて不要です。今までスタッフからまたお客様から何度の没を食らった

 

ことか(笑)

 

これからもお客様の声そしてスタッフの声を大切に和菓子作りに

 

勤しんでまりたいと思います。

2011年06月27日

結果よりも過程

皆様こんにちは。姫路 和菓子甘音屋です。実は前言撤回したいと

 

思います。先般去年との自分との戦いについて書かせていただきました。

 

実は今月も去年の実績と比べ、何とか前年をクリアできそうだと安堵して

 

いる自分がいました。そのとき、ふと思ったのです。「自分は前を向いていないな」

 

昨年は「過去」であり、前の自分です。その過去を振り返ってばかり

 

居る自分は自分ではない。と思ったのです。前を向いていれば後ろを振り返る

 

必要はないわけで「過去の結果」をみながら「よかった」とか「悪かった」などと

 

言っている自分に「らしくない」と思ったのです。それよりも「今月はこんなことに

 

取り組んだ」「お客様がこんなことに反応してくださった」という取り組みをつまりは

 

「過程」を振り返る必要があると思いました。「結果」はあくまで「結果」です。

 

それよりもそこにいきつく「プロセス」が必要で私はそれに注視したいと思います。

 

前年の自分よりも先の自分、つまり「一足先の自分」との戦いに備え過去のプロセスを

 

材料に全力で前を向いて取り組みたいと思います。

 

「過去」より「未来」へ向いて、「結果」よりも「過程」を大切にこれからも甘音屋

 

を育てていきたいと思っています。

 

 

2011年05月31日

去年の自分と勝負

皆さま、こんばんは、姫路 和菓子 甘音屋です。

 

今日は月末です。実は今月は去年の自分との

 

大勝負でした。と言うのも、昨年はすこぶる売上が

 

良かったのです。つまり去年の私は強かったのです。

 

特に昨年はいちご大福を月末近くまで販売していたことと

 

梅雨入りが遅かったことも相まって売上好調だったのです。

 

しかし今年は気温の上昇からいちご大福を早めに切りあげた

 

こともあり客単価が下がり「前年を割り込むのでは?」という

 

危機感がありました。しかし前年を割り込むということは

 

去年の自分に負けることであると思うと悔しくて仕方が

 

ありません。だから様々な手を尽くし、何とか昨年の自分に

 

勝利したのです。同業他社との競争も必要かもしれませんが

 

まず自分に勝つことが先決だと思います。

 

いやあとにかく自分に勝てた今日は美酒に酔いたい

 

気分ですう。

 

2011年05月15日

甘音屋のポリシー

皆さまおはようございます。姫路 和菓子 甘音屋でございます。

 

今日は甘音屋のポリシーなるものをお話したいと思っております。

 

先日、通販からのご注文でお客様の商品が届いていない。という

 

あってはならないミスがありました。これは本当にあってはならない

 

ことです。丁重にお詫びしお客様に配達の代案日を頂きましたがこの際、

 

当店の契約運送会社では間に合わないとのことだったので、遠方であった

 

のですが車を飛ばしお持ちさせて頂いた次第です。お客様は快く受け取って

 

下さいました。こんなことを同業他社の方にお話すると「何もそこまで」と言われる

 

ことがあります。でも甘音屋のポリシーとは「大好きな和菓子を」「大好きな時間で」

 

「大好きな人と」「大好きな場所やシーンで」お召し上がり頂く事が私たちの使命だと

 

思っています。ですからこのたびですと大きくは「大好きな時間」が欠落してしまいました。

 

それを埋めるために私たちは最善を尽くさなければなりません。

 

しかしながら間逆の事を行っている場合もあります。例えば、

 

当店では「注文を受けてから商品手配が遅い」とおしかりを

 

受けることが多いです。ごもっともで私たちは早くすることに

 

最善を尽くさなければなりません。しかしひと手間ふた手間

 

かかっていることは事実です。一番良い例が「餡入りわらび餅」

 

です。あの商品はお客様のご注文があってから「きなこ」を

 

かけているのです。そうすると普通に在庫としてストックして

 

出すのとは風味がまったく違うのです。ですからお客様には

 

お待たせしてしまう事が多く、本当に申し訳なく思っております。

 

しかし一方で美味しい和菓子を提供したいという思いもある為、

 

私たちが「急ぐ」作業に注力することが一番と考えています。

 

長々と書きましたが、お客様の為に何をして差し上げるか?

 

またお客様の望んでおられることにいかに応えていくか?

 

を考えて行動しなくてはならないと考えております。

 

さて本題に戻りますが、先日、お荷物を届けたお客様に

 

ついてですが、私の中では商品を快く受け取ってくださった

 

ことがこの度の対応の完了とは思いません。今一度お客様が

 

お買い物をして下さって初めて我々の誠意が伝わったと思わ

 

なくてはなりません。その為には私たちは最善をつくし、お客様の

 

事を考え行動しなくてはなりません。

 

長々と書きましたが「甘音屋のポリシー」でした。

 

2011年02月15日

生き様

皆様、こんにちは、姫路 和菓子 甘音屋店主です。店主のブログが随分

ご無沙汰していまして失礼を致しました。昨年末から今日まで休むことなく

突っ走って来てようやく明日休みをとることになりました。ちょっと私の

たわごとにお付き合いくださいませ。

さて早速ですが今日は僕の生き様みたいな事をお話ししたいと思います。

実は私、大の戦国武将好きで、中でも織田信長と真田幸村が好きなのです。

どこが?と言われると「奇想天外な発想」とその「実行力」に魅力を感じるのです。

特に真田幸村はアンチ徳川を貫き通し、大阪の陣では家康に死を覚悟させた程の

武将です。あの時に家康を倒し、生きていたならば世の中はどうなって

いただろう?信長が本能寺の変で倒れていなかったら世の中はどう

なっていただろう?と非常に興味を沸かせる人物ですよね。

私にとって菓子もそうありたいと思っているのです。

「ああ甘音屋さんお和菓子はいつ食べても美味しいよね」といわれるより

「ああ甘音屋さんのお菓子って美味しかったね。もう一度食べたいねえ」と

惜しまれるくらいのお菓子になりたいと思っています。格好良く言うと時代を

駆け抜けた「風雲児」的な存在でいたいなあと思います。

歴史を刻むということは大変なことだとおもいます。しかし時代と共に

変化していく力がなくては企業力も人間力もついていけなくなります。

どことは言いませんが、和菓子でも大手と言われる菓子屋がありますが、

本当に歴史ある会社をみていると変化ないように見えがちですが、本当に

様々な工夫を行い時代に乗り遅れないよう企業努力をしていらっしゃ

います。私は10年後に社長を譲ることを目標にしていると前にも

もうしあげましたが、その人材が新しい時代を担ってくれる。

その人材が新しい「甘音屋」をつくってくれる。そう思って、今から

わくわくしています。時代を駆け抜ける「風雲児」になれるよう

これから10年一所懸命ではなく、一生懸命頑張りたいと思います。

真田幸村ご存じなければ一度調べてみてくださいね。

素敵ですよ。

2010年11月18日

お客様づくりについて

皆様、こんにちは、姫路 和菓子 甘音屋でございます。

さて先日は「MC」ということについてお話を致しましたが

今日は「MCC」ということについてお話をしたいと思います。

「MCC」とはマイカスタマークリエイトということです。

つまり私のお客様づくりということですね。私自身反省しなくては

いけないのは今まで私は店の全体を動かすことに

力を注いできました。もともと百貨店出身の私はお一人

おひとりのお客様を大切にするという教育を受けて参りました。

私自身のお客様づくりに取り組みなさいと教育を受けて参り

ました。しかしながら今、当店にお越しいただくお客様の中で

「○○さんに会いに行こう」という店になっているか?というと

なっていない。極端にいうと商品をお買い上げいただかなくても

お話をしにいらっしゃるお客様がいらっしゃるくらいに

ならなければいけないと思います。

私自身の聖書の一つに「サービスが伝説と

なるとき」という本があります。いつかその精神を

忙しさにかまけて忘れかけていたような気がして

なりません。今一度気持ちを新たに、当店の経営理念にも

かかげております一人ひとりのお客様に「志をもってして

恭しく」誠心誠意接したいと思っております。

私のお客様、何人作れるか?今日からスタッフ一同取り

組みたいと思っております。

2010年11月15日

創造性について

姫路 和菓子店 甘音屋です。先日から「店主のブログ」への

励ましや ご意見を頂いており、大変嬉しく思い、私自身大変

励みになっております。これからも辛口ではありますが私の

メッセージを つづりたいと思っておりますのでどうかよろしく

お願い致します。というところで今日も一発。

私は今、2つの事に力を入れようとしています。それは「MC」と

「MCC」です。今日はその「MC」ということについてお話しします。

まず・・・・「MC」とはマイクリエイションの略です。

マイクリエイションとは「自社の創造性」を高めていきたいと

いうことです。菓子作りというのは創造性が必然です。また菓子作り

だけなくパッケージやデザイン、甘音屋に関わる全てにおいて自ら

創造し続けなくてはならないと思っています。私の場合、デザイナーに

 その「創造性」を任せてしまうと「魂」が宿らない気がするので自前で

賄います。実際田舎くさいデザインのところもあったりして何だか分からない

時もあるのですが、基本、創造したものが出来あがった時には

可愛くて可愛くて仕方がありません。そうしたらまたそれが店頭に並ぶと

写真まで撮りたくなる。本当に子供を育てるのと同じ気持ちです。

昨今は「モノ余りの時代」が長く続いています。しかしモノから生まれる

「新たな価値観」が評価を受けているのも事実です。

創造とは無形で無限です。当然費用もかかりません。創造力を高め

企業力を高めることでお客様から評価を頂けるよう「甘音屋」は

取り組みたいと思います。次回は「MCC」についてお話をしたいと

思います。

2010年11月06日

新しい取り組みについて

姫路和菓子甘音屋です。最近、時代や将来の話が多くなりますが、

もう少し話をさせて下さい。

毎日、店売りの売上データーを取って日報をつけていますと、前年と

 比べ売上が伸びています。それだけお客様が足を運んでくださっている

のだと思うと大変嬉しく思います。しかしながら売上はたしかに伸びているの

ですがこれは当たり前だと思っています。これはあくまで自分に言い

聞かせている事ですから他店や他業種の方にとって不愉快に感じられ

たら無視してください。

 

私はこれから10年は「第二の淘汰の時代」であると持論を吐き

ました。これから様々な予見が我々の前に立ちふさがり、厳しい局面を

迎えると思っています。

先日、関西のある有名な菓子店が開店以来初めて前年を割ったと聞き

ました。また今まで行列ができていた店が行列が無くなったとも聞きました。

「えっ!あの店が!」とおもわず声をあげてしまいましたが、「ついにきたか」

とも思いました。

それだけお客様の志向の移り変わりが激しいということです。

そう考えると去年と同じ取り組みをしていてもどうしようもない。

前年の成功事例なんて今年の失敗事例になる可能性が十二分にあるなかで

新しい取り組みを行う気持ちを持ち続けることが大切であると考えます。

いつか「無能な経営は過去の成功事例を今にあてはめることだ」と言われたことが

あります。まさに今は過去の成功事例を振り返る時間があれば新しい成功を

創造しようとすることに労力を注ぐことが有効的と考えます。

甘音屋は来年3月で2周年を迎えます。3年目に入る来年は一層、創造性を

高め進化し続けていきたいと考えています。

今日は少しでも共感して頂ける方へのメッセージとして強く熱く語りました。

また色んなご意見があればお聞かせいただきたいと思っております。

2010年10月28日

今後の和菓子について

少し堅くて、ネガティブな話になりますが、最近、「今後の和菓子ってどうなるだろう?」と考えています。

いえ和菓子だけでなく菓子という大きなくくりでしょうか。私自身、業界はこれから縮小傾向にあると

 思っています。これはネガティブと言われても仕方がありませんが現実だと思います。

団塊の世代が消費から卒業している昨今、食べる口が減ってきている現実からは逃げられません。

また我々の和菓子で言いますと、欧米化した食文化による和菓子離れ。これは和菓子離れと

いうよりも洋菓子の台頭といった方が良いかもしれませんね。

又、コンビニの和菓子を見て下さい。クオリティと値段のバランスが消費者から支持を得ている。

逆に1つ500円近いどらやきが連日売り切れになっている。えらい時代だなあと思いますし

企業というのは様々な工夫をして成長しているのだなあ、とつくづく感心します。

よく「この局面を乗り越えたら」とか「この不景気を脱したら」とかっていう言葉を聞きますが

この言葉を聞き始めて10年以上が経ちます。正直何も変わりません。この厳しい

局面でも様々な工夫をし、乗り越え、成長し続けている企業とそうでない企業というのは大きな差が

開いています。

時代はまさに「第2の淘汰の時代」が始まっていると思います。この10年間は業界内外問わず

「第一の淘汰の時代」であったと思っていますが、向こう10年間は「第二の淘汰の時代」が

始まっていると考えています。そんな中、当社は来年から新たなスタートを切りたいと思っています。

今まで何がなんだか分からないまま、いち企業として走って参りましたが、これから「第二の淘汰の時代」

に突入すべく甘音屋はどうあるべきか?を口だけでなく実行に移していきたいと思っています。

どうかこれからの甘音屋を温かく見守ってやってください。

2010年09月09日

和菓子店を開くまで(4)

さて修業に入った後、2年半は本当に色々なことがありました。そうですね、「かむろ」本店のリニューアル、

リニューアルに伴う会社の設立、そして百貨店への常設出店、などなど和菓子店の企業としての成長過程

を一から見せて頂く事ができました。私を含めて従業員3人だった「菓室創庵」でしたが気がつけば年間1

億を超える売り上げをあげ、従業員も20人を超える「かむろ」へと成長していっていたのです。その過程で

製造のお仕事をさせて頂いたというのは本当に良い勉強でした。

そうこうしているうちに2年半という月日はあっという間に過ぎてしまい、気がつけば自分の独立という目標が

どんどん近づいてきていま した。何から手をつけていけば良いだろう?そう考えた私は「屋号やコンセプト

が決まらなければ何も決まらない」ということに気がつきました。店への思い、そして菓子の思いを込めた屋

号にしなくていはいけない。 そう考えたのです。そう考えて色々と案が出た中で最終残したのが「甘音屋」と

「卓笑」でした。「卓笑」は食 卓に笑顔がこぼれる菓子を 作りたいというコンセプトだったのですが、最終「甘

音屋」に決めました。読み方 も最初は「かんのんや」に しようかと思っていましたが、「あまねや」という読み

方が良いのでは?とアドバイ スを頂き「あまねや」という名前に致しました。今、この屋号と「あまねや」とい

う響きをこよなく愛しています。

 

 

 そして屋号つまりは社名が決まり、会社設立となったわけですが、会社設立が12月16日、そして工事着

 工が1月8日、店のオープンは3月12日で本当にバタバタの3カ月でした。また本来ならば工事費用は相

当かかる予定でしたが担当をして下さった設計士の先生に助けて頂いたお陰で何とか予算内に納まりまし

た。 店づくりは通常デザイナーを入れて工事が進めていくところですが、予算の関係も あって私のアイデ

アや設計士の先生からのアイデア、アドバイスなどを頂きながら半ば手作りとなった店ですが本当に良い

店に仕上げて下さいました。

それだけでなくショーケース、店内のサインボード、波の模様の漆喰、ギャラリーのテーブル、壁画、甘音

屋のロゴ、椅子など私の知人がここぞとばかりにお力添えを下さいました。本当に様々な方々にご支援頂

きましたお陰で何とか店をつくる事ができました。

さてお店も出来てようやくオープン1週間前となったくらいからでしょうか。私は今までに経験したことのない

「怯え」に襲われました。今まで自分が目標としていた独立を目の前にして、自分だけの事業ではない、

ご支援下さっている皆様、そして家族、新たに入って頂いた従業員など、自分だけの店ではない、とんでも

ないものを背負っているのだと思った瞬間から急に「怯え」が来たのです。また夜、風呂場に入り、気持ちを

リラックスさせようとしても逆に震えが止まらない。このままこのプレッシャーに押しつぶされてしまうのでは

ないか?と思っていた矢先、いち早く私の異変に気付き、駆けつけてくれたのは兄でした。翌日仕事がある

にも関わらず遅くまで作業を手伝ってくれ、たわいもない事を話し、気をほぐしてくれました。また親方や弟

弟子、「かむろ」のメンバー全員も駆けつけて下さりオープンを手伝って下さいました。私自身本当に色々な

方々に支えて頂いている。そう実感致しました。そして何より2年半という修業期間から店のオープンまで、

本当に大変でしたがそれを支えてくれた家族への感謝は何よりもお忘れることができません。 

和菓子店を開くまでそして開いてからも本当に様々な方々に支え られて「甘音屋」は歩き続けることができ

ております。 その感謝を忘れることなく、初心を忘れず、今後も歩き続けて参り たいと思っています。随分

端折って書きましたが姫路和菓子店 「  甘音屋」を開くまでをお話し致しました。(おわり)

2010年09月04日

和菓子店を開くまで(3)

さて和菓子の世界へ1歩踏み出したまでは良かったのですが、修業先も決まらないまま会社を退職した私は「宛てもないのに良くまあやるよ」と自分で自分にあきれていました。 しかし「心中に希望を持っていれば必ず物事は好転していく」という亡くなった祖父の家訓を信じ、1歩1歩和菓子の道を踏みしめ、歩き始めました。

修業先を探す事になった私は、とにかく自分が好きになれる和菓子を探そうと京都、大阪、神戸の和菓子店を片っ端から廻りました。もともと百貨店の仕事も「足でかせぐ」というスタイルだったので食べては歩き、食べては歩き、毎日就職活動に勤しみ数え切れないほどの店を廻りました。そして探し廻ること2ヶ月、ようやく「ここや!」という店が見つかりました。それは大阪箕面にあります「菓室創庵」という店です。その店は現在、大阪を中心に活躍しています「かむろ」という店です。私が入った頃はまだ「菓室創庵」という名前でしたが、イチゴ大福やどら焼きのクオリティの高さに驚き、この店で修行したい。そう思い菓室創庵の門を叩いたのでした。

当時、菓室創庵は百貨店進出を考えておられ、事業を大きく拡大して行きたいという時期だったようで人出が足りないという事もあり、人材の確保を検討していたようです。私は自分の持っている百貨店での経験をお店で活かしてもらい、私自身はは職人として和菓子を学ばせてほしい。そう願い出て、和菓子に対する熱意と今後の将来性を社長にお話をし、弟子入りを志願したのです。社長はとても懐の大きな方で私の熱意を汲み取って下さり、採用して下さったのです。

採用が決まり、初出勤の日は2月10日でした。朝5時半に起きて、家を出るのが6時半。家から店まで2時間半。家を6時半に出ても着くのは9時です。初日は新しい機械の導入であまり内容は覚えていませんが翌日からのスケジュールはハードなものでした。「悪いが今晩泊まってくれへんか?」と言われ徹夜で作業する事も多く、時に42連勤という事もありましたが「少しでも自分を必要としてくれている」そう思うと嬉しくて疲労感よりも感謝の気持ちが強く、和菓子に触れる喜びそして心地よさを感じ、充実した毎日を送っていました。(つづく)

2010年08月29日

和菓子店を開くまで(2)

さて和の拘りについては前回お話し致しましたが、そろそろ和菓子への想いをお話し致しましょう。和食から和菓子への転心については話があまりにも長くなってしまいますので控えますが、和菓子に行きついた時のお話を少ししましょう。私が和菓子に目を向けた一番の理由は業界のマーケットが縮小傾向にあるということ、そして他企業からの新規参入が少ないという事です。欧米化した食文化により和菓子離れが進んだ上に、店主や職人の高齢化に伴う後継者問題を抱えている昨今、新規参入する企業も少なく競合が少ないということに魅力を感じました。

 しかし技術を学ばなくてはどうにもならないと考えた私は島根の和菓子技術専門学校に通い、和菓子の基礎知識を学びました。しかし「餡」の焚き方を教えてもらったまでは良かったのですが、実際に自分で焚いてみると、うまく行かないものです。毎日スタッフの出勤前に会社のコンロを使ってこっそり「餡炊き」の練習をしておりましたが、炊いても、炊いてもうまく行かず、時にはスタッフに「何か焦げ臭くありませんか?」なんて言われて落ち込んだ事もありました。

そんな事を繰り替えしているうちに母の病気の進行が思ったより早かったこと、また年齢的な焦りも相まって「今しかチャンスはない」と同時に「2足のわらじはふめない」と考え、悩みに悩んだ末に和菓子の世界に足を踏み入れる事を決心しました。私は百貨店の仕事が本当に好きでしたし、サラリーマンならこの会社で死ぬまで勤めあげようと思っていた程ですから、会社との別れは本当に辛いものがありました。

しかし自分は今までたくさんの「失敗」をしてきました。その失敗とは「うまくいかなかった」という「結果」ではなく、「結果」を恐れて踏み出せなかったことへの「後悔」なのです。肝心なところでいつも逃げて来た自分への悔やみが私の人生における「失敗」であり、もうその失敗は繰り返したくない。そう思い決意を硬く一歩を踏み出したのです。

(つづく)

2010年08月22日

和菓子店を開くまで(1)

皆様こんばんは姫路和菓子店甘音屋です。ここのところ色々な方々と出会い、私が和菓子店を開業するまでの経緯をお話しする機会が多くなりました。よく考えたらアメーバーのブログでも過去から今までの話しをした事が無いなと思い、思い切ってブログに連載しようと思いました。 経緯をよくご存じの方は少し退屈でしょうがどうかご寛恕ください。

まず簡単に私の自己紹介を・・・・

昭和46年4月、明石市生まれ、明石~東京~京都と父親の転勤の関係で転々とし小学6年生の時に父の実家である姫路に住む。地元中学を卒業、高校は岡山、専門学校は大阪と私自身も転々。就職となった折に地元に戻り、地元デパートに入社。その後13年間百貨店勤務に従事し退社、大阪の菓子店に修業に入り、2年半修業した後、独立。昨年の3月12日に「甘音屋」をオープン。現在に至る。 自己紹介はこれくらいにして本題に入りましょう。

まずは和菓子もそうなのですが、和菓子に行きつくまでの「和」への拘りからお話します。私の実家は曾祖父の代までは素麺業を営んでおりました。残っている資料からするとおおよそ150年前から昭和初期までのようですが祖父も父もサラリーマンで、後継者も無く最終的には廃業となったようです。私は幼い頃から残された家屋や素麺業の名残ある物置で古いモノ(HPのフォトギャラリーにも載っています)に触れて育ってきたせいか、古き良き「和」の心地よさを肌で感じていたのだと思います。独立を意識し始めた時は「和に触れる心地よさを提案」できる業種を事業にしたいと考えておりました。 

さて「和に触れる心地よさを提案」する事業を考えていたところ最初に思いついたのは「和食」でした。当時(27歳くらいでしょうか)は飲食バブルといわれるくらい新しい業態の飲食店が次々と出てきており、中でもグローバルダイニングという企業には大変興味を抱いておりましたし、ちゃんとフードとか紅虎餃子など自分の感性を刺激する店があちこちに出店し、自分も志を持ってその道に進みたいと決心を固めておりました。どこか飲食のノウハウを教えてくれる店はないだろうか?仕事をしながら働かせてくれるところはないだろうか?と考え悩んでおりました。そんな時に百貨店の東京事務所勤務のお話を頂き、上京する事になりました。昼間は百貨店の仕事をこなし、夜は飲食店でアルバイト研修をするという許可を頂いたまでは良かったのですが、「無給で働かせてほしい」という条件に問題があり、どこの店も採用してくれませんでした。半年間で面接を受けた件数は100件は越えていたのではないでしょうか?もう諦めようと思って最後に受けた(本当に最後でした)店で採用が決まったのです。その店はダイニングキッチンのはしりと言われる店で芸能人から著目な方がお忍びでいらっしゃるお店でした。しかしこんなところにお客様がわざわざ来るのか?といつも不思議でしたが、席はいつも満員。魅力のある店なら場所に拘らずお客様は必ず足を運んで下さるという今の私の考え方を作ってくれた店とも言えます。

しかしそんな飲食にも「陰り」を感じていました。それは明らかに食べる口が減ってきたことです。日本の消費構造の根元ともいえる団塊の世代の「消費卒業」が飲食にも現れたのと飲酒運転の罰則違反が一層厳しくなり、飲食業界におけるバブルが崩壊してしまったのです(あくまで持論です)。

私の「和の心地事業計画」も少し遠のいてしまった。そう思いあらたに悩み始めた32歳でした。

(つづく) 

2010年06月08日

ホームページをリニューアルいたしました。

ホームページをリニューアルいたしました。 甘音屋のホームページをリニューアルいたしました。

今後、こちらのホームページから、
お菓子をご購入いただけるようになりますので、
こちらも楽しみにお待ちください。

今後ともよろしくお願いいたします。